オンライン授業実施のために
オンライン授業を急遽始めなければならなくなった先生方に少しでも役立つ情報をと思い,このページを作りました。基本的には,録画のためのツール紹介です。手探りでやっているので,間違っていたり,もう少し効率的に出来る点もあるかと思います。その際は,逆に教えていただければと思います。
更新情報
2020/04/22:各ソフトの容量(情報提供)
2020/04/29:Teamsを用いた録画方法
オンライン授業の種類
同期型オンライン授業
非同期型オンライン授業(オンデマンド)
サーバーが同時アクセスに耐えられないものが想定されるのであれば,非同期型のオンライン授業を実施した方が良いと思います。また,一部の受講者は対面で通常授業を,一部はオンラインで参加というハイブリッド型にすることによって,サーバーの負担を抑える手段もあります。
非同期型オンライン授業の作用・副作用
作用(受講側の)
副作用(受講側の)
副作用を防ぐために(講師側の工夫)
非同期型オンライン授業を作成するために準備するもの
準備するもの
非同期型オンライン授業の作り方
1.動画(mp4)の作成
以下のいずれかのソフトを使って,動画を作成する。
パワーポイントを使った教材作成
Power Point2016以降から実装された「記録」という機能を利用した作成方法です。パワーポイント単独で作ることができ,最も簡単な方法かもしれません。ただ,私の環境では,動画ファイルの保存にかなりの時間を要しました。
2020/04/22追記:カメラなしで画質を落として,1分3~4MBぐらい(N.M.先生,情報ありがとうございます)。
OBS Studioを使った教材作成
ソフトさえインストールすれば,少し凝ったこともできますし,1度設定すれば別の授業で新たに設定し直す必要もなく,そのまま使えます。
Zoomを使った教材作成
最近,脆弱性の問題が多く,録画する際に,オンライン状態でないとソフトが使えないので,それが気持ち悪い人は,パワポやOBS Studioを用いた方が良いかもしれません。
2020/04/22追記:Zoomによる撮影の場合,1分1MBぐらい(N.M.先生,情報ありがとうございます)。
Microsoft Teamsを使った教材作成
無料で使えなくはないですが,有料版の方が機能が充実しているので,有料版の方が良いです。また,Zoomと同様に,オンライン状態でないとソフトが使えません。さらに,撮影した動画はパソコンではなく,サーバー上に自動的にアップロードされます。また,アップロードされたものは設定しておかないと,公開状態(といっても所属機関内)になるため,それが気持ち悪い人はやはりパワポかOBS Studioを用いた方が良いかもしれません。
カメラありで,1分3~4MBぐらい
2.動画のアップロード(準備中)
動画ファイル(mp4)は,録画の設定やソフトによりますが,90分のもので約1GBになると思った方がいいです。また,動画をダウンロードして視聴させる方法もありますが,容量が大きすぎるため,ストリーミング配信にすることをおすすめします。ストリーミング配信できるものには以下のものがあります。
Microsoft teams
YouTube
レンタルサーバー
3.非同期型オンライン授業の出席問題
非同期型オンライン授業の場合,出席をどのようにとるのかが問題になってきます。学校によってそのようなシステムが構築されているのであれば,問題ありませんが,対応していない場合が多いと思います。
オンライン実験の応用
オンライン実験では,被験者のID,実験時間,完了コードの3つ(さらにはデータがサーバーに転送されているのかの4つもある)を確認し,謝金の支払いをします。これを応用して,(1)受講者の学籍番号,(2)動画の視聴時間,(3)完了コードから出席をとる方法もアリかもしれません。具体的には以下のような手順になります。
これらを実装したプログラムを以下のように作ってみた。
(↑動画は同一サーバーに置いているので,環境によっては読み込みに時間がかかるかもしれません。)
このプログラムは,動画視聴後,受講者のPCにCSVファイルがダウンロードされるだけでなく,こちらのサーバーにもダウンロートされるので,CSVファイルを提出させて,それと照合という形でも出席をとることができます。
4.質問の受付
質問の受付方法は,メールや掲示板が現実的かなと思います。他にも,(同期型でも使える)slidoというサービスを利用して受け付ける方法もあります。
slido(準備中)
とりあえずググってください。
同期型オンライン授業の作り方(基本的に準備中)
TeamsかZoomかなと思案中。。。
1.配信方法
2.出欠
ログインしているかどうかが授業時に見ることができる。
3.質問の受付
ZoomやTeamsであれば,チャット機能があるので,そこにタイピングしてもらうことによって,受け付けることができます(タイピングが苦手な学生もいますが)。または,slidoも手。